色名事典に関するコラム〜その3・DICカラーガイド
2008 / 09 / 03 ( Wed )
エキサイトのコネタは、ブログを書く時随分参考にさせていただいてますが、
先日、大変興味深い記事がアップされていました。

それはDICカラーガイド伝統色シリーズの作成秘話です。

現在、DICには日本・フランス・中国の伝統色を採用したカラーガイドも存在します。
これらは1970〜80年代に順次第1刷が発表されたのです。
それぞれ1人ずつ担当がいて、多くの色を集めていったのです。
しかし、最終的には自分の好みで選色したとは言え、
御三方の苦労は並大抵では無かった事が、
元ネタであるコネタを読んだだけでも理解できます。

誰かが「色名で絵を描くわけではない」と言ったのを
小耳に挟んだ事がありますが、
今まで知らなかった色名を知る事は
人によってはやはり嬉しく、楽しいものでしょう。

私が現在作っている色名事典は御三方が懸命に作った
カラーガイドには足下にも及ばないでしょう。
それでも完成させれば、何か結果が出るだろうと思っています。
今回のコネタは、私に色名事典を続ける気力をもたらして
くれた様に思います。


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11 : 15 : 26 | 色名事典・参考図書一覧 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
色名事典に関するコラム〜その0・色名事典作成秘話
2008 / 09 / 03 ( Wed )
色名事典作成は、前のWEB時代から始めたものですが、
始めは本当に軽い気持ちからです。

まず、意味の分からない色名を辞書で引いていきます。
大阪中央図書館にも何度か足を運んでいます。
それでもわからない色名は各メーカーの公式WEB経由で
担当の方に直接尋ねたりもしますが、
思いのほか好意的に答えて下さり、安心しています。

色見本(チップ)の作成の際、
HTMLカラーネームの方は全て16進法で表記できるので良いのですが、
画材の場合は本当にイメージだけで名付けた場合も多いので大変です。
一部の製品(主にガッシュやアクリル絵具)には
マンセル値は表記してあるものの、CMYK値やRGB値までは表記されていません。
その為正確な色表示がなかなかできず、苦労しています。
また同じ色でも参考図書によってデータがバラバラなので、
どれを採用して良いのか迷ったりもします。

現在の時点でアップ完了しているのが、無彩色・青・茶・オレンジ・オリーブ系統で、
赤があともう少しで完成。残っているのが黄・緑・ピンク・紫、
そしてその他系統です。
これらは比較的好きな色系統であり、取りかかったら早いと思います。

特筆すべきはオリーブ系統です。
調べて行くうち黄なのか緑なのかそれとも茶系統なのか
分からない色が数色出で来て、
それで急遽作成した色系統です。
また、その他系統と言うのは金属色・パール色の他、
ソルベントやアウトライナー等、
色として入れていいものかどうか迷った色をまとめています。
なお、蛍光色は色相はハッキリしている為、
各々の色系統に入れています。

このカテゴリーに首を突っ込んでしまった為、
逆にイラストやマンガを思う様に描けない等
ジレンマはありますが、
思えば遠くに来たものです。

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10 : 49 : 43 | 色名事典・参考図書一覧 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
色名事典に登場するメーカーの略号
2008 / 09 / 02 ( Tue )
先日から「画材の色名事典」に、
その色名が採用されているメーカー名をアップしていますが、
長い社名のメーカーもある事から、
以下の通り略称を使用させていただいています。

BN=株式会社バニーコルアート(米)
BR=ボブ・ロスインコーポレーテッド(米)
BX=ブロックス(ベルギー)
CD=カランダッシュ社(スイス)
DW=ダーウェント株式会社(英)
FC=ファーバーカステル社(独)
GL=ゴールデン株式会社(米)
HL=ホルベイン工業株式会社(日)
KB=クサカベ株式会社(日)
KI=株式会社吉祥(日)
LB=ルフラン&ブルジョア社(仏)
MC=企業組合まっち絵具製造(日)
MR=グループ・マイメリ(伊)
MT=マツダ油絵具株式会社(日)
NA=ナカガワ胡粉絵具株式会社(日)
NK=有限会社ニッカー絵具製造所(日)
RW=ラウニー株式会社(英)
SC=シュミンケ株式会社(独)
SE=エスイー株式会社(日)
SK=絵具屋三吉(日)
SN=セヌリエ株式会社(仏)
SS=サンスター文具株式会社(日)
ST=ステッドラー日本株式会社(独)
TB=トンボ鉛筆株式会社(日)
TN=ターナー色彩株式会社(日)
TO=株式会社Too(日)
TL=株式会社ターレンスジャパン(蘭・日)
UB=上羽絵惣(日)
WN=ウィンザー&ニュートン社(英)
WS=株式会社ベステック(米)


参考にしていただけたら幸いです。
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21 : 10 : 16 | 色名事典・参考図書一覧 | トラックバック(0) | コメント(2) | page top↑
色名事典を始めるに当たって
2008 / 09 / 02 ( Tue )
皆さんはこう言う経験は無いでしょうか。

小学生の頃学童用の絵の具セットを見て、
緑色の代りに、ビリジアンが入っていて考え込んだ事、

また、投稿や同人活動を始める為に
道具もステップアップしようと画材店へ行き、
白や黒にも数種類あると初めて知り、
思わず「何じゃ、ゴルアー!!??」と叫んだ事、等など。

それでなくとも多くの画材は元々は欧米の生まれで、
それらの国の伝統色を色名に使用している場合が多く、
中には私達日本人が「何、ソレ!?」とツッコミたくなる様な色名も
少なからず存在するのです。
これはHTMLカラーネームにも同様の事が言えますが、
やはりこれもHTMLが元々アメリカ生まれだからと言えます。

それどころか、日本の伝統色の中にもワケの分からない色は多いでしょう。

ここでは、画材並びにHTMLカラーネームに用いられている色名を、
色相別に可能な限り紹介しようと思います。
それも、普通の色名事典の様に堅苦しい内容ではなく、
実際にその画材を使用しているコミックやイラストを描いている人達をメインに、
多くの方に気楽に楽しんでもらえる物を作りたいと思っています。

その際、ごく稀に色名としてはポピュラーながら
画材やHTMLカラーネームに採用されなかった為に
紹介していない色名も出て来ますが、どうぞご了承願います。
また、新たに画材に採用された色名や、後に判明した情報等
随時追加・変更していく予定ですので、どうぞよろしくお願いします。




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21 : 09 : 43 | 色名事典・参考図書一覧 | トラックバック(0) | コメント(4) | page top↑
色名事典コラム〜その2・現在入手できる参考書籍
2007 / 03 / 03 ( Sat )
当ブログの色名事典も、茶系統を終わると、ほぼ折り返し地点に来る事になります。
また、最近新しい資料を見つけました。
そこで今日は、色名事典の参考図書の内、現在でも入手できる本を紹介します。

新版 色の手帖―色見本と文献例でつづる色名ガイド 新版 色の手帖―色見本と文献例でつづる色名ガイド
永田 泰弘 (2002/04)
小学館
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管理人が持っているのは旧版です。新版になって変わった点は、色名を和名と洋名に分けて整然とさせたのと、4色分解のCMYKの各パーセントの合計が300以内に収まる様になった所です。

決定版 色の名前507―JIS規格の269色を含む日本の色と外国の色由来、おもしろ話からデータまで 決定版 色の名前507―JIS規格の269色を含む日本の色と外国の色由来、おもしろ話からデータまで
福田 邦夫 (2006/06)
主婦の友社
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福田氏は色彩学において、管理人が最も尊敬する方です。
管理人は本書の前身と言える、同じ福田氏の「色の名前事典」を持っているのですが、それよりさらに116色増え、パワーアップした本書を皆様にお勧めします。

色彩―色材の文化史 色彩―色材の文化史
フランソワ・ドラマール、ベルナール・ギノー 他 (2007/02)
創元社
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最近購入した書籍です。小さいながらもカラーページが多く、内容が相当マニアックです。。表現に多少クセはありますが、西洋の色材の歴史に関してほぼ網羅しており、大変事細かに調べてあります。管理人も、本当に助かっています。

色名事典 色名事典
清野 恒介、島森 功 他 (2005/07)
新紀元社
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300色の採用色とは別に、JIS慣用色269色も掲載してあります。他の事典に比べると色調に多少ズレを感じますが、CMYK、RGB、そしてマンセル値のデータが付いていて便利です。
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21 : 13 : 17 | 色名事典・参考図書一覧 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
お詫び〜岩絵具カテゴリー削除について
2006 / 12 / 14 ( Thu )
今回は、皆様にお詫びしたい事があります。

ご存じの通り、日本画用の岩絵具は鉱石やガラスを粉砕して作られており、同じ色でも粒子の粗さや色によって、3〜15番の分子に分かれます。その為、一度は別のカテゴリーに分けて掲載しようと考えていました。

しかし、カラーチップ作りが大変なのと、かぶっている色名が多い事が判明しました。

そこで、先日作ったばかりの岩絵具のカテゴリーを削除し、岩絵具の色名も通常の色名事典に組み込む事になりました。そのかわり、岩絵具だけで使用されている色名も追加でアップさせて頂きます。

カラーチップに関しては、グラデーションで表記する等、現在考えております。

本当に申し訳ありませんが、ご了承願います。
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色名事典コラム〜その1・GRAYとGREYについて
2006 / 09 / 14 ( Thu )
最近、新しい画材がどんどん登場し(一時期あまり新製品が登場しない時期があったのですが)、それとともに新しい色名もどんどん増えています。そこで、一旦完了した無彩色並び青系統の追加の必要が出てきました。

先日、灰系統の色名を調べている際、画材の英字表記には"GRAY"と"GREY"の両方が混じっている事に気が付きました。そこで改めて辞書で引いてみますと、"GRAY"はアメリカで、一方の"GREY"はイギリスを始め、他のヨーロッパ諸国の英字表現に使用されていると知りました。

そこで改めて見直した所、リキテックス、ゴールデン、プリズマカラーと言った、アメリカ生まれの画材は"GRAY"になっていました。また、コピックファミリーは.Tooは販売していますが、元々はアメリカ生まれだったらしく、その為やはり"GRAY"と表記されています。

一方、"GREY"は、ウィンザー&ニュートンやダーウェント等、イギリスのメーカーを始め、スイスのカランダッシュ社やドイツのシュミンケ社の製品で使用されています。また、日本のホルベイン社も、創立期にイギリスを始めとしたヨーロッパ諸国の画材をお手本にしたからか、ほとんどの製品に"GREY"と表記しています。

もっとも、最近日本では新しい画材に"GRAY"と表記する事も増えています。
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