画材の色名事典(黄系統・その58)
2016 / 03 / 11 ( Fri )
※金属光沢色の黄色を集めました。

SAFFRON YELLOW2
サフランイエロー(SAFFRON YELLOW)
Dr.マーチンピグメント55K(BN)
サフラン(saffron)はアヤメ科の多年草、及びそのめしべから採った香辛料の事。
1gの(染料や香辛料としての)サフランを採るのに160個の花が必要で、古代ギリシャでは王族以外使用を禁じられる位貴重でした。
その事と、金属色に採用された事に関連があるかどうかは不明です。

SUNSHINE YELLOW2
サンシャインイエロー(SUNSHINE YELLOW)
リキテックスジェルパールG-0182(BN)
サンシャイン(sunshine)は日光、ひなたの事。
その様子を表した鮮やかな黄色ですが、一応パール色なので印刷用原稿には向きません。

パールイエロー(1)
パールイエロー(1)(PEARL YELLOW(1))
ヌーベルカレーパステル408(TL)
パールイエロー(2)
パールイエロー(2)(PEARL YELLOW(2))
ヌーベルカレーパステル409(TL)
カレーパステルにおける、真珠(=pearl)光沢の黄色の色群。
金属光沢色の黄色にしては色にくすみが無いのが特徴です。
なお、(1)より(2)の方が濃い色をしています。

パールレモン
パールレモン(PEARL LEMMON)
ヌーベルカレーパステル407(TL)
カレーパステルにおける、真珠(=pearl)光沢のレモン色。
同製品のパールイエロー(1)より明るく、緑がかった色をしています。




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00 : 54 : 10 | 画材の色名事典(黄系統) | トラックバック(0) | page top↑
画材の色名事典(黄系統・その57)
2016 / 03 / 11 ( Fri )
※蛍光レモンの色群です。

LUMINOUS LEMON
けいこうれもん(蛍光檸檬)
アクアオイルカラー「デュオ」(旧)DU173(HL)
けいこうレモン(蛍光レモン/LUMI LEMON)
アクリルガッシュ202(TN)
その名の通り、蛍光顔料を使用したレモン(檸檬)色。
蛍光色の中でも発光の強い、やや青味の黄色です。
前者は全部漢字で表記した珍しい色名でしたが、デュオのリニューアルと共に姿を消しました。
一方、後者は現在も健在ですが、詳細はルミナスレモンの項を参照願います。

LUMINOUS LEMON
ビィーレモン(Be-LEMON)
アクリックガッシュ995(NK)
同じく、蛍光顔料(SY44)を使用したレモン色。
安全ですが耐光性は皆無に等しく、透明性が高いのもガッシュとしては難点。
なお、ビィー(Be-)はニッカーのアクリックガッシュのみの表現ですが、具体的な由来等は不明です。

LUMINOUS LEMON
ルミナスレモンD197(LUMINOUS LEMON)
アクリラガッシュD197(HL)、他
ルミレモン(LUMI LEMON)
ポスターカラーL6(NK)
これも蛍光顔料で作られたレモンイエロー。
ルミナス(luminous)は発熱しないで発光する事、つまり蛍光の意味で、ルミ(LUMI)はその略称です。
蛍光色の中でも特に発光が強いこの色は、印刷用の原稿には不向きで、WEB上での再現も難しいです。
その代り、期間の短いイベントでの屋内外の展示や小物に威力を発揮します。
ブラックライトの下で輝く点も上手に活用しましょう。
ただ透明度が非常に高く、不透明水彩でもカバー力はほとんどないので、先に白を混ぜたり、ジェッソを塗る等して対応しましょう。



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00 : 52 : 54 | 画材の色名事典(黄系統) | トラックバック(0) | page top↑
画材の色名事典(黄系統・その56)
2016 / 03 / 11 ( Fri )
※蛍光イエローの色群です。

FLUOREECENT YELLOW
けいこうイエロー(蛍光イエロー/FLUOREECENT YELLOW)
クレパススペシャリストESP#302(TL)、他多数
FLUOREECENT YELLOW
フルレセントイエロー(FLUOREECENT YELLOW)
ステューディオアクリリック372(PB)
フローセントイエロー(FLUOREECENT YELLOW)
デザイナーズガッシュ260(WN) 
CADMIUM YELLOW LEMON
フローセント イエロー(FLUOREECENT YELLOW)
コピックスケッチFYG1(TO)
いずれも蛍光顔料を使用した派手な黄色。
メーカーによってはレモン色がかっている場合もありますが、多くは山吹色に近いです。
普通日本では英字でFLUOREECENT YELLOWとある場合は日本語では大抵「蛍光イエロー」と表示されるので、W&N社の様な表記は珍しいです。
なお、蛍光顔料は透明度が非常に高く、ガッシュでもカバー力は今一つです。

SUNSHINE YELLOW
サンシャインイエロー(SUNSHINE YELLOW)
Dr.マーチンラディアント43D(BN)
サンシャイン(sunshine)は日光、ひなたの事。
その様子を表した鮮やかな黄色です。
Dr.マーチンの蛍光色の1色で、耐光性も低いだけでなく、同じ蛍光色同士でないと混色できないので注意。

FLUOREECENT YELLOW
ネオンイエロー(NEON YELLOW)
カリスマカラーPC1035(SF)
繁華街のネオンの様な、派手な蛍光色の黄色。
色鉛筆とは言え、カリスマカラーだとその発色はかなりのものです。

TRANSPARENT YELLOW MEDIUM
ファイアフライイエロー(FIREFLY YELLOW)
色辞典F6(第3集)(TB)
ファイアフライ(firefly)は、ホタル(蛍)の英名。
ホタルは、コウチュウ目(鞘翅目)・ホタル科に分類される昆虫の総称。
世界中の熱帯~温帯に約2,000種が生息していると言われています。
日本でも本州以南の各地にゲンジボタルやヘイケボタル等約40種類存在すると言われています。
多くは夏場に活動しますが、イリオモテボタルの様に真冬に発光する種類もあります。
実は成虫のみならず、卵や幼虫も発光します。
ちなみに発光するのは、求愛の他、縄張りや自分が有毒(ホタルは有毒の種類が多いです)である事を知らせる為と言われ、その時の状況で光り方が違います。
その光はほとんど熱を持たない事から、熱を帯びずに光る現象を「蛍光」と言います。
色名はホタルの発光をイメージした蛍光の黄色です。
但し、実際のホタルの光が緑っぽく見えるのに対し、画材のそれはやや橙寄りです。

LUMINOUS LEMON
リフレックスイエロー(REFLEX YELLOW)
アムステルダムシリーズ256(TL)
リフレックス(reflex)は(光が)反射した、の意味。
光が反射した様に見えるからと、アムステルダムシリーズでは蛍光色にこの形容詞を冠します。
普通蛍光イエローと言えば、やや赤味を帯びていますが、アムステルダムシリーズのみやや緑がかった、蛍光のレモンイエローです。

FLUOREECENT YELLOW
ルミナスイエロー(LUMINOUS YELLOW)
アクリリックカラーAU186(HL)
FLUOREECENT YELLOW
ルミイエロー(LUMI YELLOW)
ポスターカラーL5(NK)
ルミナス(luminous)は熱を伴わない発光現象、つまり蛍光の意味。
を指します。
ルミは後述のルミナス(luminous)の略称で、蛍光色を意味します。
それにしてもアクリリックカラーのそれは、随分赤味が強いです。
一方、セヌリエは何故か普通色のややくすんだ淡い黄色です。
恐らく、蛍光顔料が登場する前にこの色が作られたからと思われます。
本当に蛍光顔料を使った黄色ですが、同製品のルミナスレモンとの兼ね合いか、オレンジ色に近く見えます。





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00 : 52 : 16 | 画材の色名事典(黄系統) | トラックバック(0) | page top↑
画材の色名事典(黄系統・その55)
2016 / 01 / 23 ( Sat )
CANARIA
カナリア(CANARIA)
ネオピコカラー C-120(DL)
カナリア(canaria)はスズメ目アトリ科の小鳥。
日本には1780年代に長崎にもたらされました。
デリーターの英字サイトで英名のcanaryではなく、ラテン語(スペイン語でも)のcanariaにと表記されている事から、この場合は外来語が帰化した和名と考えられます。
始めは漢字で「金糸雀(実はヒワの漢名)」が当てられていましたが、やがてカタカナ表記になりました。
JISの慣用色に採用されており、三属性は7Y 8.5/10となります。
画材はJISの慣用色より鮮やかな黄色です。

からしいろ
からしいろ(ー)
サクラクーピーペンシル#133(TL)
カラシ(芥子もしくは辛子)は、アブラナ科アブラナ属の越年草カラシナ(芥子菜もしくは辛子菜)の種子を粉末にした香辛料。
それに水やぬるま湯だけを混ぜて練った和がらしと、酢や甘味を加えたり(=マスタード)、カラシナの仲間シロガラシを用いたりする事で辛味を和らげた洋がらしに大別されます。
和名の場合は和がらしの色を指します。
明るいものの、かなりくすんだ黄色です。

刈安
かりやす(刈安)
日本画用絵具”彩”031(HL)
カリヤス(刈安)はイネ科の多年草。
ススキに良く似ており、高さは約1m。
中部・近畿地方の山地に自生するものは別名をオウミカリヤスと言います。
染料にする時は草をまるごと煮て、灰汁を媒染剤に用います。
なお、江戸時代に町娘が愛用した黄八丈はカリヤスの仲間で伊豆八丈島に自生していたコブナグサを使用していました。
これは葉が丸くフナに似ていた事からこの名があります。
大変鮮やかな緑味の黄色に仕上がりますが、その名の通り、刈りやすい=入手しやすい為、
色としては軽んじられていました。
近年になって、日本の伝統色として大切にされる様になったのです。
色名は、この刈安染めの色をイメージしています。



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02 : 05 : 15 | 画材の色名事典(黄系統) | トラックバック(0) | page top↑
画材の色名事典(黄系統・その54)
2015 / 12 / 06 ( Sun )
CASHMERE
カシミヤ(CASHMERE)
コピックスケッチY32(WS)
カシミヤ(Cashmere)はカシミヤ山羊から採れた毛、または毛織物の事です。
その名前は原産地と言えるインド北西部のカシミール(Kashmir)地方の古い呼び名に由来します。
生息地は中国やネパール等、中央アジアの山岳地帯で、飼育は難しいとされています。
春になると樹木に体をこすりつけて自ら冬毛を落とします。
その内、体の内側に付いていた柔毛を拾い集め、糸にします。
出来上がった毛織物は軽くて暖かいのですが、上記の様な理由で毛の入手が困難で、
その為「繊維の宝石」とまで呼ばれています。
色名は、染色も漂白もしていない本来の色をイメージしていると思われます。

CANARY YELLOW
カナリアイエロー(CANARY YELLOW)
W&Nカラーインク123(WN) 
カナリーイエロー(CANARY YELLOW)
アーチスト色鉛筆OP147(HL)
カナリー(Canary)はスズメ目アトリ科の小鳥カナリアの英名。
日本語表記が異なるだけで、意味は同じです。
実は鮮やかな黄色をしているのは飼育種で、野生種はくすんだ黄色に褐色の模様があります。
どちらも、雄の鳴き声が美しい点は共通します。
15世紀末にヨーロッパに輸入されるとこの鳥の飼育が大流行します。
この鮮やかな黄色は、飼育種の代表と言えるレモンカナリアの体色をイメージしています。
ちなみに色名(英名)は、1789年にカナリー(CANARY)が登場、その後改良で白やオレンジ等様々な体色が登場した事から、後ろにイエローを付けた様です。

QUINOPHTHALONE YELLOW
キノフタロンイエロー(QUINOPHTHALONE YELLOW)
ホルベイン油絵具H065(HL) 
色名は使用顔料(Quinophthalone Yellow ; PY138)に由来。
これは1968年に無水フタル酸とキナルジンとの合成で生み出された顔料で、非常に堅牢で安全なのが特長ですが、コストがかかるからか、高価故になかなか普及しませんでした。
しかし、2015年にホルベイン油絵具新色として登場した際、かなり安価なランクBで登場しました。
半透明で、かなり緑がかった鮮やかな黄色です。



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13 : 46 : 25 | 画材の色名事典(黄系統) | トラックバック(0) | page top↑
画材の色名事典(黄系統・その53)
2015 / 01 / 24 ( Sat )
PRIMROSE
プリムローズ(PRIMROSE)
ルミナンス6901 242(CD) ネオピコ2 Y-405(DL)、他
プリムローズ(primrose)は英語で「最初に咲く花」の意味。
サクラソウ科サクラソウ属の総称です。
日本に咲くサクラソウが白~桃色の花を咲かせるのに対し、
ヨーロッパ原産のイチゲサクラソウ等は、晩冬~春先に白地に中心部が明るい黄色の可憐な花を咲かせます。
色名には後者の花の色が採用されています。

MO PRIMROSE
MOプリムローズ(MO PRIMROSE)
アキーラ303(KB)
アキーラ特有の色名でMO(=金属酸化物系顔料)を使用したプリムローズの意味。
ちなみに使用されている顔料はPY157(ニッケルバリウムチタンプリムローズ)です。
発色が美しいやや黄味よりの不透明色です。
しかも耐光性が高く、チューブ系では事実上初めての安全なプリムローズと言えます。
但し高価なのが難点です。

CADMIUM YELLOW PRIMROSE
カドミウムプリムローズ(CADMIUM PRIMROSE)
デザイナーズガッシュ092(WN)
CADMIUM YELLOW PRIMROSE
カドミウムイエロープリムローズ(CADMIUM YELLOW PRIMROSE)
ゴールデンアクリリックス46(GD)
前者はカドミウム顔料を使用して作られたプリムローズ。
カドミウムイエローの色群の中でもプリムローズに近い色。
意味は微妙に異なりますが、どちらも色調は同じ柔らかい青味の黄色です。
但し毒性は強いので注意。



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15 : 14 : 53 | 画材の色名事典(黄系統) | トラックバック(0) | page top↑
画材の色名事典(黄系統・その51)
2014 / 11 / 18 ( Tue )
菜種色
なたねいろ(菜種色)
顔彩・鉄鉢40 水干絵具28、他(以上、KI)
なたね(菜種)は、元々はアブラナ(油菜)の種子を指す言葉でしたが、後になのはな(菜の花)と共にアブラナそのものの別称になりました。
ちなみにアブラナはアブラナ科の二年草で、元々は西アジアからヨーロッパの大麦畑に生えていた雑草だったのが、大麦と共に世界中に移動したと言われています。
日本には弥生時代頃に入り、古事記や万葉集にも登場しています。
古くから種子から油を採ったり、そのものを野菜として食べたりする為に栽培され、現代に至ります。
オリーブ系に登場した菜種油色はその名の通り菜種油の色をイメージしていますが、こちらは菜種の花の色をイメージしています。

蜜蝋色
みつろういろ(蜜蝋色)
色辞典LG4(第2集)(TB)
蜜蝋(みつろう)は蜜蜂の体から分泌された蝋の一種。
これに蜜蜂の唾液を混ぜたものが蜂の巣の材料になります。
採取するには巣を加熱して圧搾し、不純物を取り除きます。
口に入れても大丈夫な位安全なので、直接肌に触れる化粧品やつや出し剤、そして幼児用のクレヨン等の原料になります。
なお、採れる季節によって色合いが変化しますが、色見本のこれはかなり淡いので、夏に採れた蜜蝋の色ではないかと思われます。

STRAW YELLOW
むぎわらいろ(麦藁色)
色辞典P14(第2集)(TB)
むぎわら(麦藁)は麦を干したもので、欧米では帽子や屋根等、様々な日常品に加工されてきました。
日本の色名にも稲の藁の色をイメージしたわらいろ(藁色)が存在しますが、色としては、西洋からもたらされた麦藁の淡い黄色の方が一般的です。

蒸栗色
むしぐりいろ(蒸栗色/J.ENAMEL)
ジャパネスクカラー311(TN)
蒸したクリ(栗)の中身の色の様な、ややくすんだ明るい黄色。
本来は皮を剥いた栗を蒸して作りますが、皮のままサッと洗った栗をしばらくゆででも似た様な風味に仕上がります。
我が家ではそれを縦に半分に切り、スプーンで中をほじって食べています。
また、ゆででから皮を剥き、さつまいもや砂糖と共に煮て、きんとんを作ったりもします。
かなり古い時代から使われてきた日本の伝統色は、蒸し栗もそれ以前から食べられてきた事を意味します。




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