画材の色名事典(白系統・その17)
2016 / 02 / 02 ( Tue )
※金属光沢色の白をまとめました。

SNOW FLAKE WHITE
スノーフレークホワイト(SNOW FLAKE WHITE)
リキテックスジェルパールG-0192(BN)
スノーフレーク(snow flake)は雪片の事。
その雪片に光が当たって煌めく様子をイメージした、真珠光沢で透明な白です。
一応は金属色なので、印刷用原稿には向きません。

METALLIC WHITE
メタリックホワイト(METALLIC WHITE)
アクリラガッシュD187(HL)
メタリック(metallic)は、「金属製の」や、「金属の様な」等の意味。
画材の場合は、主に雲母チタン(PW20)で金属光沢を出した色群を出します。
この金属色の白はPW20だけですが、それ以外のメタリック色は普通色に用いる顔料で色出しをしているので、ルミナス色同様、各色系統に配置します。
なお、この白は他の色と混色して自由にメタリック色を作る為に用います。
その場合、混ぜる色を少なめにすると上手くいきます。





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画材の色名事典(白系統・その16)
2016 / 02 / 02 ( Tue )
※蛍光ホワイトの色群です。

FLOURESCENCE WHITE
けいこうホワイト(蛍光ホワイト/LUMINOUS WHITE)
ヌーベルカレーパステル501(TL)
ビィーホワイト(Be-WHITE)
アクリックガッシュ999(NK)
ルミホワイト(LUMI.WHITE)
アクリルガッシュ201(TN)
いずれも蛍光顔料で作られた白。
ルミ(LUMI.)はルミナス(luminous)の略称で、熱を持たずに発光する(=蛍光)を意味します。
一方、ニッカーの造語ビィー(Be-)は、画材のリニューアルに伴い、名前の由来などが分からないまま姿を消しました。
明るい所では寒色系の白ですが、ブラックライトの下だと白く光り出します。
ただ、ガッシュでも透明度が高くカバー力がほとんどありません。
暗い地色に上に塗るにはまずジェッソか普通色の白を塗り、それらが乾いてから重ねる事をお勧めします。








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画材の色名事典(白系統・その15)
2016 / 01 / 30 ( Sat )
COVERING WHITE
カバリングホワイト(COVERING WHITE)
ガッシュT7 12(PB)
カバリング(covering)は、おおうこと,被覆、遮蔽、屋根、等の意味。
色は普通の白ですが、使用顔料のPW6を調節する事でカバー力を更に強化しています。
その分高価ですが、ハイライト入れやモノクロ原稿の修正に使えます。

CREAM WHITE
ココナッツ(COCONUT)
ジェラートカラーズ(FB)
ココヤシ(ココ椰子)は、世界で最も有名なヤシ科の植物。
原産はポリネシアから熱帯アジア。
現在では世界中の熱帯地域で栽培されています。
日本の場合冬がある関係で、小笠原諸島以外自生できないそうです。
幹は30m近く伸びますが、斜めになったり曲がったりして、直立する事はまずありません。
葉は羽状で5mにもなり、熟すと30cmにもなる果実を付けます。
この果実がココナッツ(coconut)です。
固く厚い殻の中に固形と液状の2種類の胚乳が入っています。
液状胚乳(ココナッツジュース)は1個の果実につき約1リットル入っており、そのまま飲めます。
衛生上生水が飲めない地域では、これが飲料水の代用になります。
真っ白な固形胚乳はそのまま食べる他、干してコプラに加工します。
コプラは摺り下ろす他、更に水やココナッツジュースと合わせココナッツミルクに加工し、スイーツやエスニック料理に用います。
更に、油分が多い事からココナッツオイルや洗剤等の原料にもなります。
他に、完熟した皮の繊維はロープやたわしの材料となり、殻も容器や工芸品に用いられます。
色名はココナッツの胚乳の色だけでなく、その質感もイメージしている様です。

CP WHITE
CPホワイト(CP WHITE)
アキーラ832(KB)
CPは混成の、合成の、を意味するコンポジット(composite)の略称。
アキーラの場合、2つ以上の顔料を使用して作られる色にこれが付きます。
ちなみにこの色の場合、ルチル型酸化チタン(PW6)と、大理石粉(炭酸カルシウム、顔料番号はPW18)が使用されています。
同製品のチタニウムホワイトに比べわずかに透明度が高く、ソフトな感じのする暖色系の白です。

WHITE SUPER SOFT
ホワイトスーパーソフト(WHITE SUPER SOFT)
レンブラントソフトパステル101(TL)
この場合のスーパー(super)は、極上の、優れた、最も強力な、等の意味。
色としては普通の白なのですが、特別に柔らかく、優れた伸びの良さを持っています。
同製品のホワイトがハイライトに向いているのに対し、こちらは混色や広い場面への着色に向いています。

WHITE SUPER SOFT
ホワイト(のう)(ホワイト(濃))
布えのぐ0(TN)
同製品のホワイトより濃度が高い白。
色としては普通ですがカバー力が高く、ジェッソの様に濃色や柄物の生地に白地を作ったり、仕上げにハイライトを入れたりするのに用います。
なお、(濃)の読み方は、「こい」の可能性もあります。





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19 : 29 : 00 | 画材の色名事典(白系統) | トラックバック(0) | page top↑
画材の色名事典(白系統・その14)
2015 / 03 / 03 ( Tue )
SNOW WHITE
スノーホワイト(SNOW WHITE)
ポスターカラー52(NK)
SNOW WHITE2
ネオピコカラー C-521(DL)
積雪(=snow)をイメージした純白。
100年くらい前に登場したと言われる欧米の伝統色です。
前者は古くから版下用としてケント紙に馴染む様に作られた青味の白ですが、使用顔料に有害物質を含んでいるので取り扱いに注意。
一方、後者は灰色と呼ぶには淡過ぎる寒色系の無彩色。
雪を始め白い物質を描く際、影の部分に用います。

CERAMIC WHITE
セラミックホワイト(CERAMIC WHITE)
ホルベイン油絵具H519 アクアオイルカラー"DUO"DU162(以上、HL)
色名は使用顔料のNEW CERAMICS(現時点で顔料番号は無し)に由来。
1990年1月にホルベイン工業株式会社が特許を取得、同10月から製品として販売が開始されました。
青味が強く単独で使用しても美しい上、安全で混色制限も無く非常に使いやすいのですが、高価なのが難点。

SOFT WHITE
ソフトホワイト(SOFT WHITE)
ヌーベルカレーパステルS001(TL) アーチスト色鉛筆OP501(HL)
どちらの画材においても、ある意味特別色の白。
色そのものはクセの無い白ですが、普通色のホワイトより柔らかい質感を持っています。
画面上で他の色を混ぜる時に使用します。
なお、モード界においては、ややピンクがかった目に穏やかな白を指します。




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画材の色名事典(白系統・その13)
2015 / 03 / 03 ( Tue )
SHELL
シェル(SHELL)
デザイナーズカラーD564(NK)
貝の裏側の様な、わずかに暖色系の白。
下に色系統が無くても色名として成立しています。
なお、和名の胡粉と異なり、こちらはあくまでイメージ色です。

SHELL WHITE
シェルホワイト(SHELL WHITE)
アクリックガッシュ964(NK)
下に白系統を示すホワイトが付いているものの、実際の色合いは先述のシェルとほぼ同じ。
色名としてシェルイエローやシェルピンクも存在する為、色系統をはっきりさせる必要があったのです。









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画材の色名事典(白系統・その12)
2015 / 02 / 16 ( Mon )
ZINK WHITE
ジンクホワイト(ZINK WHITE)
フラゴナール専門家用油絵具151(PB) ムッシーニ天然樹脂油絵具102(SC)、他多数
伝統的な白の一つで、色名は顔料の英名(zinc oxide)に由来します。
酸化亜鉛(亜鉛華とも;PW4)は、19世紀に鉛白の代替として白粉の原料に採用された安全性の高い顔料です。
よりキメの細かい特号と廉価版の1号とでは値段も変わってきます。
透明度の高い寒色系の白は混色に最適ですが、固着力が非常に弱く、油絵具の場合下塗りに用いると剥離してしまうのが難点。
その為、メーカーによっては酸化チタン(PW6)を混ぜて品質を安定させている所もあります。

CHINESE WHITE
チャイニーズホワイト(CHINESE WHITE)
アクリラガッシュD152(HL)、プロフェッショナル・ウォーターカラー150(WN)、他
ここで言うチャイニーズ(Chinese)は、中国の白磁の事。
その白磁の肌の色をイメージした、先述のジンクホワイトの別名です。
現在も主なメーカーで酸化亜鉛(PW4)を用いていますが、品質が少々不安定な事から、画材によっては酸化チタン(PW6)を混ぜたり、時には完全に代替に用いたりしています。
白にしては透明度が高い上に着色力が弱い為、混色に向いています。  

CHINESE WHITE
パーマネントチャイニーズホワイト(PERMANENT CHINESE WHITE)
ホラダムアクアレル102(SC)
永久不変(=permanent)のチャイニーズホワイト。
PW4単独ですが、油絵具と違い透明水彩絵具の場合は着色力の弱さはあまり問題にならない様です。
色調に似合わず耐光性は非常に高く、それが永久不変の意味です。

TITANIUM-ZINK WHITE
ジンク&チタニウムホワイト(ZINK AND TITANIUM WHITE)
フラゴナール油絵具152(PB)
チタニウムジンクホワイト(TITANIUM-ZINK WHITE)
エキストラファインオイルカラー013(LB)
チタジンクホワイト(TITAZINK WHITE)
ブロックス油絵具087(BX)
メーカーによって色名は異なるものの、基本的に意味は同じ。
混色し易い酸化亜鉛(PW4)や硫化亜鉛(PW5)と、定着力の強い酸化チタン(PW6)を混ぜ合わせている事が、色名の由来になっています。
ちなみに、この色名を採用しているのがフランス語圏のメーカー(ブロックス社のベルギーはフランス語とオランダ語を使用)と言うのも興味深いです。
クセがなく、扱いやすい白です。



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画材の色名事典(白系統・その11)
2013 / 01 / 06 ( Sun )
CERUSE
セリューズ(CERUSE)
ルネッサンス油絵具22(MM)
セリューズ(Ceruse)は、フランス語で鉛白(PW1)の事。
当色名事典にも既出のシルバーホワイトやクリムニッツホワイトと同じ顔料を用いた白です。
暖色系の白で画面になじみ易い為、19世紀迄は事実上唯一の白として活躍してきました。
しかし真正顔料の鉛白は猛毒の上、混色制限が残る等問題が多く、現在では修正画家以外には発売しないメーカーも出ています。
実は、ルネッサンス油絵具でも安全なPW6で代替しています。

WHITE EARTH FROM CARRARA
ホワイトアースカラーラ(WHITE EARTH FROM CARRARA)
大地の油絵具030(MM)
カラーラ(カッラーラとも :; Carrara)は、イタリア北西部にあるトスカーナ州マッサ=カッラーラ県のコムーネ(都市の様なもの)の一つ。
かつて、マッサとカッラーラは一つの公国でした。
観光資源としては12世紀の大聖堂と、16世紀のドゥカーレ宮殿(現在は美術学校として使用)等が挙げられます。
しかし現在、この地の最も重要な産業は大理石の生産で、コムーネに近いアプアーネ・アルプス近辺で世界的に有名な白大理石(ビアンコ・カッラーラ)が発掘されます。
ちなみに大理石は石灰岩がマグマの熱で変質したもので、主成分は炭酸カルシウムです。
使用顔料(PW18)でもあるビアンコ・カッラーラが、色名にも流用されています。
白色顔料では珍しい透明色で、生成りに近い色調とザラザラした質感が特徴ですが、着色力や固着力が非常に弱く、普通は他の色の緩衡剤や添加物として用いられる事が多いです。
購入時に、油絵具用のメディウムも用意した方がいいでしょう。




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