勝手にCG講座(最終回)
2005 / 06 / 03 ( Fri )
 長かったCG講座も、今回が一応最終回となりました。
 まず、背景に当たるマンガの線の色を換えます。
 マンガファイルを解像度350dpi、モードをRGBにして、新たにレイヤーを作り、任意の色で塗りつぶしておきます。
zu073s.jpg


 で、そのレイヤーを「スクリーン」、不透明度100%にすると・・・、あ~ら、不思議(笑)!
 御覧の通り、線画に色が付きました。実はこれ、偶然見つけた技法なのですが、濃いめの色の方がうまくいきそうですね。
zu074s.jpg


 さらに、キャラを乗せる為に背景を淡いピンクに塗りつぶしたのがこれです。そしていよいよ先に作ったキャラと結合させます。
zu075s.jpg


 キャラ部分を統合してやはりドラッグ&ドロップで背景のファイルにコピーします。位置が決まったら、背景とキャラの間にもう1枚(キャラに使われていない色で)塗りつぶしたレイヤーを用意し、自動選択ツール(オプション:許容範囲『1』、『全レイヤー使用』にチェック)でまずそのレイヤーの色だけを選択します。それから「選択範囲」→「選択範囲を反転」でキャラだけを選択します。
zu076s.jpg


 キャラの下にまた新たなレイヤーを作り、「編集」→「境界線を描く」で白い境界線を描きます。この場合、確か20ピクセルにしたと思います。その後、ピンクのレイヤーを削除し、キャラと境界線は結合します。
zu077s.jpg


 上のキャラにも名前入りのワクを作りますが、カラーなのでメインの色調(背景と補色でもある)濃いブルーグリーンを使用しています。

 これで完成!なお、画像をクリックすると、本来の大きさの作品を見る事ができますよ。
 さて今回のCG講座に長い間お付き合い下さり、ありがとうございました。またいつか、アナログもやりたいですね。 (完)


more...

テーマ:制作過程 - ジャンル:学問・文化・芸術

22 : 57 : 40 | デジコミ講座(その1) | トラックバック(0) | page top↑
勝手にCG講座(第11回)
2005 / 06 / 02 ( Thu )
 いよいよトーン貼りです。
 線画の下に新しいレイヤーを作り、貼りたい部分にまずグレーで塗っていきます。この場合は通常モードで良いでしょう。
(線画抽出をしてない場合は、後日「デジタルコミック編」として、できたらやりたいです・・・)
zu062s.jpg


 そのグレー部分を選択し、「フィルタ」→「ピクセレート」→「カラーハーフトーン」を選ぶと、この様なダイアログが現れます。
 チャンネルを1のみ「45」、残りは「0」にするか、全部「45」にして、ピクセルには解像度を割った時、整数で割り切れる数値を入れます。例えば解像度が600dpiの時、トーンの60Lにしたい時は「10」を、350dpiの時50Lにするなら「7」を入れます。 
zu063s.jpg


 すると、この様になります。デジコミの場合、トーンのドットはあまり細かくしない方が良いでしょう。600dpiでも60L位迄にしておきましょう。
zu064s.jpg


 砂トーンは「フィルタ」→「ノイズを加える」で作る事ができます。
zu065s.jpg


 市販のトーンも高解像度でスキャンすれば、デジタルトーンとして使えます。貼りたい部分を選択した後、トーンを移動ツールでドロップして貼り込みます。
zu066s.jpg


 濃いめのトーンを接近して貼り、画面が暑苦しくなった時は、トーンに直接、あるいはもう1枚レイヤーを作り鉛筆ツールで白い線を描くと、多少スッキリします。 
zu067s.jpg


 これで、トーンを貼り終えました。
 なお、同人誌等でグレースケールのままで構わない場合はいいのですが、投稿用等で2階調化する(これも後日説明します)場合は、グレーの部分が残っていないか確認しましょう。
 
 これで、マンガ部分も一応完成。次はいよいよこの作品そのものの総仕上げです。
zu072s.jpg

テーマ:雑学・情報 - ジャンル:学問・文化・芸術

11 : 05 : 13 | デジコミ講座(その1) | トラックバック(0) | page top↑
勝手にCG講座(第10回)
2005 / 06 / 02 ( Thu )
 Comic Studio Aquaで描いた原稿をPSD形式に書き出します。
「ファイル」→「書き出し」を選ぶとこの様なダイアログが出て来るので、詳細を調整します。
zu054s.jpg


 で、これが描き出した画面です。PSD形式なので、レイヤーも残ってますね。
zu055s.jpg


 仕上げている内に忘れてはいけないので(笑)、先にネームを打っていきます。
zu056s.jpg


 無論、Comic Studio Aquaでもできますが、この方が画面にダイレクトに打てるのでこの方法を取っています。
zu057s.jpg


 セリフでない部分は、フォントの種類を変えています。
普通に搭載されている、ヒラギノの角ゴですね。
zu058s.jpg


 こうして、ネームが打てました。さっきよりも画面の密度が上がってますね。
 次回、トーン貼りです。
zu061s.jpg

テーマ:雑学・情報 - ジャンル:学問・文化・芸術

10 : 37 : 54 | デジコミ講座(その1) | トラックバック(0) | page top↑
勝手にCG講座(第9回)
2005 / 05 / 30 ( Mon )
 それでは、ラスターペンレイヤーを上に作り、ペン入れを始めます。
zu053s.jpg

 
 やはりオプションツールで、ペン先の種類等の諸設定ができます。私はマーカーっぽい線を引く事が多いので、入り抜きはチェックを入れてません。
zu053s.jpg


 小さい部分は拡大すると描きやすくなります。
 よくCGはやり直しが利く事ばかりクローズアップされますが、この様に小さい部分の密度を上げられる事もメリットだと思うのです。
zu053s.jpg


 アントロイトは1体だけ描いてコピーしています。
 まず、その一体を選択してコピーし・・・
zu053s.jpg


 新しいレイヤーを作り、ペーストします。
zu053s.jpg


 一通り、ペン入れが済んだ原稿です。重なった部分がありますが、レイヤーを分けてあるので大丈夫です。レイヤーが多くなっても、あまり重くならないのがComic Studioシリーズの良い所です。
 なお、Comic Studioは、現在Windowsで3.0、Machintoshでも2.0になってますが、コマ割り等随分便利になってます。ただ私のは1.13なので仕上げ等今ひとつ不便なので、この線画をPhotoship Elementsに書き出します。(以下、次回)
zu053s.jpg

テーマ:思うこと - ジャンル:学問・文化・芸術

22 : 45 : 50 | デジコミ講座(その1) | トラックバック(0) | page top↑
勝手にCG講座(第8回)
2005 / 05 / 28 ( Sat )
 前回お約束した通り背景を付けていきますが、男の子がマンガ家と言う設定なので、少し凝った演出として、Comic Studio AquaとPhotoshop Elementsを使ってモノクロ原稿風にしようと思います。
 まず、Comic Studio Aquaを起動させ、「新規作成」→「作品」を選ぶと、任意の原稿用紙を選ぶ事ができます。
zu041s.jpg


 原稿サイズを決めると、図の左上の様なファイルが出て来ます。その四角い部分をクリックすると、下に原稿用紙、もといネーム用紙が出て来ます。
zu042s.jpg


 タブレットでネームを描いていきます。ツールボックスで鉛筆を選んでいます。オプションで太さを、レイヤーの不透明度で濃さを決められます。
 なお、ネームレイヤー上では、マーカーは使えても、ペンやトーンは使えません。
zu043s.jpg


 モニター上では一発で下書きを決める事は至難の技でしょう。
先に描いたネームレイヤーの上にレイヤーを重ね、下書きの線をまとめていきます。
zu044s.jpg


 途中、右下のコマが大き過ぎる事に気付きました。
 まず、長方形選択ツールで変形したい所を選択します。
zu045s.jpg


 「編集」→「移動と変形」→「拡大・縮小」で縮小させます。
これが、デジタルのメリットの一つと言えましょう。
zu046s.jpg


 下書きができたら、コマ割りツールでコマ(この場合、作画領域)を作りますが、今回は一つだけにしました。
 さらに言うなら、マンガのネタはほとんど考えてません(笑)。前の男の子の家族と作品世界の雰囲気だけをザっと表してみました。
 次回、ペン入れです。
zu047s.jpg

テーマ:雑学・情報 - ジャンル:学問・文化・芸術

21 : 41 : 58 | デジコミ講座(その1) | トラックバック(0) | page top↑
勝手にCG講座(第7回)
2005 / 05 / 23 ( Mon )
 キャラの着彩もいよいよクライマックスです。
 瞳も同様に塗っていきます。
zu035s.jpg


 瞳の色が明るくても、特殊な場合(異星人、アンドロイド等)を除き、虹彩の部分はうんと濃いめにしましょう。次に輝きを細めのブラシで描きます。スクリーンモードの白で、不透明度をやや落とします。この時点で、そのキャラがどこを向いているのかはっきりわかる様にします。
zu036s.jpg


 ここでハイライトを付ける前に、主線の色を変更します。
 線画レイヤーの透明部分にロックをして、チョコレート色で塗り直します。
zu037s.jpg


 同様に髪やまゆげも髪に近い色で塗り直します。髪の明るい部分と暗い部分に合わせて2色使っています。
zu038s.jpg


 線画レイヤーの上に新しいレイヤーを作り、いよいよハイライトを描いていきます。まず、通常モードの100%で瞳のハイエストライト等を描いてから、その上に覆い焼きモードのレイヤーで輝きを付け足します。その時の不透明度は40%位にとどめましょう。
 それから、アナログで見られる、髪のラインですが、これはスクリーンモードのレイヤー(覆い焼きモードより下に作ります)で、5ピクセル程度のブラシで描いています。
 そして、ハイライトのレイヤーを一つにまとめます。
zu039s.jpg


 そうして、キャラクターは出来上がりました・・・が、実はこれは言わば、「第一部・完」でありまして、背景を付ける必要があります。
 それでは、モノクロ編を兼ねた第二部を乞う、ご期待!
zu040s.jpg


more...

テーマ:制作過程 - ジャンル:学問・文化・芸術

01 : 18 : 53 | デジコミ講座(その1) | トラックバック(0) | page top↑
勝手にCG講座(第6回)
2005 / 05 / 21 ( Sat )
 前回に引き続き、陰影付けです。
 ペン先のベースを自動選択ツールでクリックします。
 オプションで許容値は「1」、アンチエイリアスは外します。
zu029s.jpg


 新しいレイヤーを上につくり、乗算モードにして白→黒のグラデーションをかけました。不透明度を調節して明度を決定します。
zu030s.jpg


 いよいよ、難関の髪の毛です。まず1段影用のレイヤーを作り、光の当たり具合を頭に置いて濃い部分を置いていきます。少しだけ濃い色を乗算モードで置いています。
zu031s.jpg


 さらにもう1枚レイヤーを作り、一番暗い部分を塗ります。
はみ出していますが、別レイヤーですし問題ありません。
 各陰影部分は指先ツールでこすってツヤベタ効果をだしておきます。このキャラの場合はオプションは80%前後ですが、艶やかな黒髪の時は90%を超えます。
zu032s.jpg


 そして、これら髪の陰影をベースとグループ化すると、こうなります。その後、私はベースに近いレイヤーから順に結合してしまいます。
zu033s.jpg


 そしてその上に1段目のツヤ用レイヤーを作り、さっきと同じ要領で白を吹いていますが、オーバーレイモードにしているとこんな色になります。先ほどと同じ様に、指先ツールで軽く整えてから、髪のベースとグループ化して結合します。
 髪の塗りパーツは、ここ迄を線画より下のレイヤーで行います。そして一旦髪から離れ、眼のパーツを塗ります。
(以下、次回)
zu034s.jpg

テーマ:雑学・情報 - ジャンル:学問・文化・芸術

22 : 35 : 56 | デジコミ講座(その1) | トラックバック(0) | page top↑
| ホーム | 次ページ