画材の色名事典(黒系統・その9)
2006 / 09 / 18 ( Mon )
BLUE BLACK
ブルーブラック(BLUE BLACK)
ホルベイン油絵具H157(HL) シグネチャーウォーターカラーペンシルS115(DW)、他
BLUE BLACK2
ブルーブラック(BLUE BLACK)
マツダ専門家用油絵具A-101(MT)
黒も白同様青味がかった方が美しく見えるからと、印刷業界で黒に青のインキを重ねるのと同じ原理で黒と青系統の顔料を混ぜて作られた異色の黒。
漆黒度は中位で、白を混ぜた時のボケ足の美しいのが売りですが、使用顔料がPB29の場合は混色制限があり、PB27の場合はアルカリに弱いのが難点です。
また、PBk9が入っている場合はごく稀にカビが生える事がある事に加え、原料の入手が難しくなっている関係で一時的に製造中止になるかも知れないので要注意です。
一方、マツダ油絵具では本物の葡萄灰(PBk8)を用いています。
穏やかな寒色系の黒で、本当はバインブラックを名乗っても良かったかも知れません。

BLUISH BLACK
ブルーイッシュブラック(BLUISH BLACK)
Dr.マーチンシンクロマティック38(BN)
こちらは「青味がかった黒」の意味。
やはり黒色と青色の染料を混ぜて作られているものと思われます。
これもそのままより薄めた方が断然美しいです。

ATRAMENT BLACK
ペリレーンブラック(PERYLENE BLACK)
アーチスト・オイルカラー505(WN)
色名の由来は使用顔料であるペリレン系(PBk31)から。
白で薄めると、緑のトーンを出す透明な黒です。
ちなみにこのPBk31、バインダーによって明度が左右され易いのか、透明水彩にすると緑系統に、油絵具にすると黒系統になる様です。





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ブルーブラック追記:
ちなみに筆記用インク等文具の世界では、藍色を指します。
昔のインクは化学反応で発色するインクに藍色の染料を混ぜていたので、書いた当初は藍色ですが時間が経つと共に黒く変色していきました。
変色した黒は、耐光性にも耐水性にも優れる為、重要な文献に使用されました。
その後更なる品質改良や顔料インクの登場によって、始めから黒く発色するインクが完成しましたが、ブルーブラックインクも時間が経ってもずっと藍色のまま、色数が増えたインクの内の基本色存在として現在も活躍しています。

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今まで散々この画力向上ガイドでは、あのテクニックを覚えろ、この技法も身に付けろと言い続けてきました。その大体が実際、絵をうまくしたり漫画を見てもらえるようにする為に必要なものばかりなので覚える方も正に必死です。しかし勤勉なのも良いですが、段々と描く事に対 画力向上ガイド - 絵心をアップしてイラストや漫画のレベルを上げよう【2006/05/02 14:35】
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