画材の色名事典(赤系統・その2)
2007 / 11 / 29 ( Thu ) ![]() あかね(茜) 専門家用透明水彩絵具NEO(KB) あかねいろ(茜色) アクアオイルカラー"DUO"(HL) あかね(茜)はアカネ科の蔓性(つるせい)の多年草。 本州より西、または南の山野に自生します。 茎は四角柱で逆向きのとげがあり、葉はハート形で先が尖っています。 晩夏〜秋に淡黄緑色、または白色の小花をたくさん付けます。 その為、秋の季語になっています。 根は黄赤色で、古くから紅と並び染料として活用されてきました。 また、染料の他、止血剤・解熱剤の原料にもなります。 茜と言う名前は元々「赤根」と言っていたのが変化した様です。 ややくすんだ濃い赤ですが、画材では透明色である事が多く、 薄めるときれいなピンク色になります。 ![]() うすくちあかね(淡口茜) ![]() こいくちあかね(濃口茜) 以上、優彩(HL) 先述のあかね(茜)からの続きですが、そのあかねから取れる色素(アリザリン)による、ややくすんだ濃い赤色の事も指します。植物性染料の色として歴史が長い色ですが、最近は合成で作られています。また、アカトンボの異名でもあります。 優彩では、この1セットで『茜』となります。 濃口の方は9〜13番ですが、目の粗さによって、若干色に差が見られます。 ![]() アクラレッド(ACRA RED) リキテックスシリーズ(BN) アクラ(ACRA)は合成顔料を使用した(主に赤系統の)透明色に リキテックス独自の色群である事を示す為に冠せられた言葉。 実際にはリキテックスが独占で使う事を許可された証しである 商標(○の中にR)が付いています。 色合いとしては、色相的にバランスの取れた鮮やかな赤です。 ![]() アクラレッドオレンジ(ACRA RED ORANGE) リキテックスシリーズ(BN) アクラ(ACRA)については、ほぼ先述の通り。 レッドオレンジについては、画材の世界の場合 「赤味の橙色」と「赤の中でも橙がかった色」の 両方の解釈ができるのですが、 この場合、いずれにしても色合いは赤系統に入ります。 ![]() アゼリア(AZELEA) アーチスト色鉛筆(HL) アゼリア(azelea)は、つつじの英名。 つつじはツツジ科ツツジ属の植物の総称です(ただし同じツツジ科のさつきやしゃくなげは、日本では別の花として分けられる事が多いです)。常緑または落葉性の低木で、日本中の山地に自生しています。4〜5月に枝先にロート型で、先が五つに割れた、赤や白の美しい花を付けます。その為、季語は春です。 園芸品種が多く、公園や庭園に広く栽植されています。 ![]() アゾレッド(AZO RED) シグネチャーカラー(DW) 合成顔料の中でも後の時代に登場したアゾ系を使用した赤。 鮮やかで、クセがありません。 ![]() あかくちあらいしゅ(赤口洗朱) ![]() きくちあらいしゅ(黄口洗朱) 以上、岩絵具(KI) 洗朱の赤味の強い色と、黄味の強い色。 ただし、オレンジ系統で登場した洗朱と違い、この色群は本朱を加工して色を淡くしているらしく、どちらも赤系統の色をしています。また、本朱同様高価で、少量ずつしか売られていません。 |
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