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画材の色名事典(赤系統・その30)

ミネラルレッド(MINERAL RED)
ツインマーカーPU047 17-1537(SS)
ミネラル(Mineral)は鉱物、鉱石の事。
赤で鉱物生まれと言うと、カドミウムか(その発色から、中国産の)真朱の色だと思われます。
但しマーカーなので、実際には染料で色合いを真似ているだけです。

ラズベリー(RAPSBERRY)
ツインマーカーPU0036 18-1754(SS) ネオピコ2 512(SE)、他多数
ラズベリー(raspberry)は、バラ科キイチゴ属の低木、およびその果実。
和名は木いちごで、フランス名はフランボワーズ(framboise)と言います。
世界各地に自生し、その実は早くから食用にされてきましたが、特にヨーロッパで広く親しまれている果物です。
また、日本のエゾイチゴやミヤマウラジロイチゴ 等は、日本原産の木いちご(ラズベリー)と言っていいでしょう。
果実は本当は小さな球状で、各々に種が入っています。
これが十数個集まって一つの果実の様に見えているのです。
その色は赤や紫色等様々です。
イチゴ(ストロベリー)とはまた違う風味がありますが、日本では生食される事は少なく、多くはジャムを始め缶詰やリキュールなどに加工されます。

ラズベリーワイン(RASPBERRY WINE)
PU色鉛筆008 18-1741(SS)
先述のラズベリーを用いて作られたワイン(果実酒)の色の様な、やや紫がかった濃いめの赤。

リオジャ(RIOJA)
アーティストカラーペンシル(DW)
リオジャ(Rioja)はスペイン北東部のラ・リオハ州(州都ログローニョ)で作られる赤ワインの事。
ちなみに日本語のパンフレットの表記は誤りで(←バニー君が答えてくれました)、正しくはスペイン語で「リオハ」と発音します。
赤ワインの色から取った色名は数多く存在しますが、これはその中でもかなり黄味寄りの赤です。

リップスティックレッド(LIPSTICK RED)
コピックスケッチR29(TO)
リップスティック(Lip Stick)は口紅の事。
「口紅の色と言えば?」と聞かれた際、多くの人が真っ先に連想する様な、いわゆる「真っ赤」です。
日本でもヒットした名曲「カラーに口紅」で、シャツのカラー(襟)に付いていた口紅の色も、多分この色でしょう。

ルビー(RUBY)
専門家用油絵具(MT)
ルビーレッド(RUBY RED)
ホラダムアクアレル(SC) Dr.マーチンピグメント3K(BN)、他
7月の誕生石として有名な宝石、ルビー(Ruby)の様に深いけれども鮮やかな赤。
ちなみにルビーは一旦光をすべて吸収すると、それらを全部赤い光に置き換えて発光するので、青い光を当てても赤く発色するのだそうです。
また、「トリビアの泉」(CX系、現在は不定期放映)を見ていた方はご存じかと思いますが、元は宝石のサファイアと同じく鉱石コランダムです。
なお、ルビーだけでも色名として成立しますが、大抵のメーカーでは赤系統である事を明確にするレッドを後ろに付けています。

スーパールビー(SUPER RUBY)
スーパー油絵具(MT)
マツダ社の油絵具の中でも高級製品であるスーパー油絵具において、合成顔料を使用して作られたルビーである事からこの色名が付けられました。
先に登場したスーパーマゼンタに似た色合いですが、こちらの方が若干明るめです。
なお、先述のルビーからの続きですが、宝石の中でも硬質で簡単に傷つかない事にあやかって、結婚40周年を迎えた夫婦を祝う事をルビー婚式と言います。

ルフランレッド(LEFRANC RED)
エキストラファインオイルカラー(LB)
よく新出の合成顔料で作った色にそのメーカー名を付ける事がよくありますが、
この赤もその一つ。
実際は色見本よりもやや黄味が強く、明るい不透明色です。
安全で赤の中では安価、塗る順番を選ばないのが特長です。
少々耐光性が劣るものの、作品の保存にこだわらない現場では多いに活躍できる現代的な色と言えます。

レ−キ(LAKE)
Dr.マーチン シンクロマティック 24(BN)
語源はサンスクリット語で、10万の意味。
これはカイガラ虫が沢山集まっている様子を表しています。
このカイガラ虫から分泌された色素に金属を反応させて作られた顔料を、英語でレーキ(lake)と呼びます。
その代表がケルメスやコチニールです。
転じて水溶性の染料を体質顔料に定着させて作られた顔料をレーキ顔料といいます。
色は赤系統が多く、透明度が高いのが特徴です。
色名は昔ながらのレーキをイメージした華やかな赤です。
なお、同じシンクロマティックでも28(セリーズ)以外の色とは混色できないので注意。

レッドライト(RED LIGHT)
オイルパステル(SN)
本名ROUGE CLAIR。
フランス語で「明るい赤」の意味。
つまり、本来はライトレッド(LIGHT RED)と表記されるべきなのですが、セヌリエ社のパンフレットで英訳を間違えて表記してしまった様です。
なお、ライトが付く割にかなり濃い赤色です。

ローズカルサム(ROSE CARTHAME)
デザイナーズガッシュ(WN)
ローズカルサム(rose calthame)は紅花の事。
染色の際定着材によって、様々な色に仕上がります。
なお、一度橙系統の所でも登場しましたが、ここでは紅花から作られた染料による鮮やかな赤をイメージしています。

ワインレッド(WINE RED)
アクリラガッシュ(HL)

カレーパステル(TL)、他
ワイン(wine)は葡萄酒の事。
ぶどうの他りんご等の果実で作った果実酒の事もワインと呼ぶ場合があります。
色名として登場したのは1705年で、同じワインでもボルドー産の赤ワインの色をイメージしているそうです。
これもやや漠然とした色名だからか、メーカーによって色合いにやや揺らぎがあります。
ラズベリー追記:2002年、キイチゴの香り成分(ラズベリーケトン)にカプサイシンの約3倍の脂肪燃焼効果がある事が判明し、ダイエット業界で注目されています。
リオジャ追記:
この色名の由来は、バニーコルアート社公式サイトのマスコット、「バニー君」に直接質問して、その時の解答を元にしています。
その際「バニー君」は、大変親切かつ丁寧に答えてくれました。
よって、今回の記事はバニー君に捧げます。
皆さんも、リキテックス等、バニーコルアート社の製品でわからない事があれば、バニー君に質問してみましょう。
ワインレッド追記:
アメリカでワインカラーと言うと、シャンペンの色を指すのだそうです。
また、日本酒の事を英語でrice wineと言いますが、近年ではsakeの方が通りが良いとの事です。
さて、今回はイメージ色が並びました。
なお、この次にローズの大色群が控えている関係で、先にワインレッドも登場させました。
また、ローズが付いていても薔薇ではなく紅花に由来するローズカルサムもここで登場させています。
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